11・2は「死者の日」と呼ばれ、メキシコではご先祖との時間をしのぶ、日本で言うところのお盆のような日であるそうです。
日本でも土葬の時代(昭和30年代まで)には、地域墓を埋葬のために掘り起こすと、骸骨や骸骨になる前の方の姿を見ることがあったそうです。今、日本ではすぐ焼かれてしまって、骸骨と自分を結びつけることが難しくなっておりますが、メキシコではいまだ身近で、自分の中の骸骨、も意識されて生きておられるでしょうね。
「死者の日は私の息子の魂が戻ってくる日。私はお墓に行き、死者の魂と5、6時間を一緒に過ごす。息子が好きだったギターを弾いたり、息子の友達とおしゃべりして笑顔が絶えない時間。だから、少しも悲しい時間ではないの。」(メキシコ雑貨店のブログより引用)
「そもそもいづれの時か夢のうちにあらざる、いづれの人か骸骨にあらざるべし。
それを五色の皮につゝみてもてあつかふほどこそ、男女の色もあれ。
いきたえ、身の皮破れぬればその色もなし」(一休骸骨より引用)
※)図はメキシコ雑貨店のブログより、一休骸骨、007「スペクター」より引用
合掌 常 範空 m(_ _)m