銀杏と常満寺椿(シンガーラへの教え)

今年も銀杏の季節が来ました、同時に椿の季節でもあります。椿は二月と思われている方も多いですが、常満寺の椿はここ数年暖かいからなのか十一月にも咲くようになりました。ただ遠目から見ると樹齢を重ねた椿は椿には見えません。。

本日はエンジン付きのブロワーではじめて作業をしましたが、、常満寺にとっては強力な武器です。焼却炉を整備したいと考えております。

寺院再建計画が始まってから何十年も前の小学校や大学、大学院時代の友人に会うことが出来、参加頂いております。仏教では”邂逅(かいこう)”というのでしょうか。お釈迦様は「四種類の友人(善友)」について、説かれておりますが、疎遠になっていても自らの姿を知ってくれている友人と申しますものは、とても有難いものであると思います。お釈迦様はシンガーラへの教えという在家信者へのお話の中で、その 「四種類の友人(善友)」について語っておられます。それは、

①助けてくれる友
②苦しいときも楽しいときも一様に友である人
③ためを思って話してくれる人
④同情してくれる友

加えてお釈迦様は遠ざけるべきものとして、以下の「4種の敵のようなもの(悪友)」を上げておられるそうです。


①何ものでも取っていく人(自分の利益のみ追及する人、人に与えるときは少ないのに、自分が受け取るときは、できるだけ多く得ようとする人)

②言葉だけの人(なすべきことが迫ってくると、「都合が悪い」と言い出す人)

③甘言を語る人(目の前ではお世辞を言い、裏では陰口を言う人)

④遊蕩の仲間(遊蕩:ギャンブル、お酒などに溺れること)


なかなかこの世は修行の場ですが、皆様の周辺はどうでしょうか?

追)口語訳は哲学者仏教学者の中村元先生の「真理のことば」(岩波新書から)引用

合掌 常 範空 m(_ _)m