さて瓦は何枚あるでしょう、という問題。数えたら駄目です。
ガウス分布や電磁気学のガウスの法則、磁束密度の単位gaussの名前の主のドイツの大数学者ガウスの小学生の時の逸話。
先生「みなさん、今日は1から100までの数字を足し合わせて、結果を解答して下さい。それで自習とします。」
と言って先生が雑用に取り掛かろうとしたその直後、
ガウス少年「先生、できました」
先生「えっ!?、なんでこんなに早くできたの??」
ガウス少年「1から100までの数字と100から1までの数字をそれぞれたすと101が100コあるから10100、あとは2で割り、答えは5050」
有名な1ずつ増える等差数列の和の方法を一瞬に
小学生にして導き出してしまったガウス少年の逸話でした。
さて瓦は何枚ありましたでしょうか?
ちなみに瓦は12段ですが。。。
ゴールと共にゴールに至る方法を見いだしたガウス少年。正解を真っ先に教えてくれと言うのでなくて、ゴールに至る道を見いだす力を身につければ、さしてゴールである正解には意味がなくなります。
ストライクゾーンという枠組みの中で、ど真ん中に一生懸命に投げようとすることに我々は長年慣らされてしまっていますが、果たして、ストライクゾーンがなくなってしまい自分の自由に投げていいよ、好きにに投げていいよと言われた時に、どんな球を投げて表現できるかが、実は鍵ではないでしょうか。そこにその人が表れます。
どんな球を投げていいか分からなくなってしまい、自信がなく不安だから「投げ方を教えてください、枠組みやマニュアルでもあるストライクゾーンや正解をすぐ下さい」という人もいるかもしれません。Google先生ですぐに正解を探してしまうのもそれが理由でしょうか。
その枠組みやストライクゾーンだと思いこまされているものが偏差値だったり点数だったり学歴や世間体、見栄、ブランド、真偽定かではないヒトの目、なのかもしれませんが、本当の才能や力は果たしてそこか?と思ったりします。
それは成長の墓場。
何らかの偏差値、ブランドやストライクゾーンが最終目的となり身を固める人、ブランド好きな人は、ストライクゾーンが欲しくて不安で不安でしかたがない人なのかもしれませんね。でも、
「にんげんがさき 点数は後」
あいだみつを
「ストライクゾーンも多分、後」
です。
合掌 常満寺 範空

