サイトアイコン 浄土宗西山禅林寺派 日輪山常満寺

「物質的領域」➔「非物質的領域」➔そして「消滅」

物理の話かと思われるかもしれませんが、お釈迦様の説法です、つまり物理です👇

お釈迦様は2500年ほど前の人物ですが、その最も古いと言われる部類のお経「スッタニパータ」からの引用でございます。2500年前に、こうした摂理を何を手掛かりに導き出しておられたのか。。

(前略)

「物質的領域よりも非物質的領域のほうがより一層静まっている」というのが一つの観察法である。

「非物質的領域よりも消滅のほうがより一層静まっている」というのが第二の観察法である。

このように二種の観察法を正しく観察して、怠らず、つとめ励んで、専心している修行僧にとっては二つの果報のうちいずれか一つの果報が期待される。

(その二つとは)すなわち「現世におけるさとり」か、あるいは「煩悩の残りがあるならば、この迷いの生存に戻らないこと」である (不還)。

師、ブッダはこのように告げられた。

そうして幸せな師は更に次のように説かれた。

物質的領域に生まれる諸々の生存者と非物質的領域に住む諸々の生存者とは、消滅を知らないので、再びこの世の生存に戻ってくる。

しかし物質的領域を熟知し、非物質的領域に安住し、

消滅において解脱する人々は、死を捨て去ったのである。

ー大いなる章ー 「スッタニパータ」

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※)不還 (anāgāmin अनागामिन् 阿那含):天界以上の生存に至ること

Belief and Wisdom are the two wheels of a car. No matter which one is missing, the car will not go straight and will turn. Hankoo, 🙏

🙏🙏🙏 合掌 常満寺 範空 🙏🙏🙏

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