常満寺伽藍上棟式、工匠式

先日、日輪山常満寺伽藍上棟式を厳修致しました。

日輪山常満寺は開山以来少なくとも二回伽藍を建立しております。一度目は開山の鎌倉年間1291年、そのころには犬山城も城下町も存在しませんでした。二度目は関ケ原前夜の慶長年間1599年です。このころ建築されて間もない犬山城の姿があったと思われ、犬山城下に商人が集まり始めたのでしょう。

そしてそれらに付随する上棟式は鎌倉、慶長いずれにも行われたと推察され、今回の令和の上棟式はその歴史上、その三回目に当たります。思えば常満寺の建立がなされる時、鎌倉から室町、慶長(戦国)から元和(江戸)と、時代の変わり目にあったようにも思います。動乱期が終わり平治の時代の始まりとなるのかどうか。

それは何百年を経て振り返ってみないと分からないことですが、日輪山常満寺は令和の時代に三度目の朔旦を迎え、新たな「命」を得て続いて参ります。

合掌 常満寺 範空 🙏🙏🙏